まだまだ知られざるドイツの歴史探訪の旅。偉大な芸術がうみだされた現場や歴史の舞台となった場所を訪ね歩くことで、紙の上に留まらない活きた文化を醸成してゆく地道な旅の記録です
by fachwerkstrasse
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ベルリン中央駅© 2010-2011 M.UNO
2005年よりドイツ在住
NRW→Thüringen→Hessen
と放浪の旅を経て、現在は
ドイツ・ハイデルベルク大学
会議通訳修士課程 在籍中
日本独文学会幽霊会員
日本ヘルマン・ヘッセ友の会/
研究会幽霊会員
[翻訳]
ヘルマン・ヘッセ:インドから
(ヘルマン・ヘッセ全集第7巻)
臨川書店(京都)
当ブログに掲載の文章・写真の無断転載を禁じます。写真下に
[©DFS] と記されている場合、著作権は全てブログ著者に帰します。それ以外の写真や引用は、その都度出典や著作権元を明示しております。
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ハイデルベルク大学図書館 マネッセ写本特別展
現在のドイツ連邦共和国内で最古の歴史を誇るハイデルベルク大学は、来年創立625周年を迎える。
各種の記念行事が企画され、記念グッズも販売されるが、その一環として貴重な展覧会も開かれている。
______[Codex Manesse, Register © Universitätsbibliothek Heidelberg]_____
その歴史に比例して、大学図書館も当然それにふさわしい蔵書を誇るわけだが、通常の学術書に加えて、中世からの貴重な資料も収集している。実は1386年の設立当初から数百年に渡り、収集を重ねてきたビブリオテーカ・パラティーナがあったのだが、これは三十年戦争の折に戦利品としてローマ教皇に差し出されてしまった。カルヴァン主義を採用して人文主義の中心地として機能して
いたが、戦後はカトリックに逆戻りしてしまったのだ。
様々な紆余曲折を経て今日に至る大学と図書館であるが、
現在の蔵書の中でも目玉となっているのが、中世の重要な
「マネッセ写本」である。またの名を「大ハイデルベルク歌謡写本„
Große Heidelberger Liederhandschrift“ 」
[Codex Manesse, Einband Vorderdeckel © Universitätsbibliothek Heidelberg]_____
14世紀にチューリヒで製作されたもので、中世ドイツの宮廷詩人(ミンネゼンガー)の手による重要な詩歌が収められている。
140もの中高ドイツ語による詩歌のと、各々の詩人をイメージ化した138の細密画が収録された、大変豪華な写本である。
今回の展覧会では30の手稿に4つの揺籃期本
(1500年以前に印刷されたもの)と52の印刷物である。
さらに、かつてのビブリオテーカ・パラティーナに収蔵されて
いた貴重な手稿も展示される。
マネッセ写本は大学図書館のサーバーですべて
電子化され自由に閲覧できるようになっている。
さらにPDFファイルで一括ダウンロードも可能だ。
___________[Codex Manesse, Register © Universitätsbibliothek Heidelberg]
展覧会への予習を兼ねて、電子化された細密画をここで取り上げていこうと思う。
はたして、その上で実際に見る700年前の書物はいかなるものか!?
__[Codex Manesse, Einband Vorderschnitt © Universitätsbibliothek Heidelberg]___
各種の記念行事が企画され、記念グッズも販売されるが、その一環として貴重な展覧会も開かれている。
______[Codex Manesse, Register © Universitätsbibliothek Heidelberg]_____
その歴史に比例して、大学図書館も当然それにふさわしい蔵書を誇るわけだが、通常の学術書に加えて、中世からの貴重な資料も収集している。実は1386年の設立当初から数百年に渡り、収集を重ねてきたビブリオテーカ・パラティーナがあったのだが、これは三十年戦争の折に戦利品としてローマ教皇に差し出されてしまった。カルヴァン主義を採用して人文主義の中心地として機能して
いたが、戦後はカトリックに逆戻りしてしまったのだ。
様々な紆余曲折を経て今日に至る大学と図書館であるが、
現在の蔵書の中でも目玉となっているのが、中世の重要な
「マネッセ写本」である。またの名を「大ハイデルベルク歌謡写本„
Große Heidelberger Liederhandschrift“ 」
[Codex Manesse, Einband Vorderdeckel © Universitätsbibliothek Heidelberg]_____
14世紀にチューリヒで製作されたもので、中世ドイツの宮廷詩人(ミンネゼンガー)の手による重要な詩歌が収められている。
140もの中高ドイツ語による詩歌のと、各々の詩人をイメージ化した138の細密画が収録された、大変豪華な写本である。
今回の展覧会では30の手稿に4つの揺籃期本
(1500年以前に印刷されたもの)と52の印刷物である。
さらに、かつてのビブリオテーカ・パラティーナに収蔵されて
いた貴重な手稿も展示される。
マネッセ写本は大学図書館のサーバーですべて
電子化され自由に閲覧できるようになっている。
さらにPDFファイルで一括ダウンロードも可能だ。
___________[Codex Manesse, Register © Universitätsbibliothek Heidelberg]
展覧会への予習を兼ねて、電子化された細密画をここで取り上げていこうと思う。
はたして、その上で実際に見る700年前の書物はいかなるものか!?
__[Codex Manesse, Einband Vorderschnitt © Universitätsbibliothek Heidelberg]___
by fachwerkstrasse
| 2010-09-14 03:17
| マネッセ写本