まだまだ知られざるドイツの歴史探訪の旅。偉大な芸術がうみだされた現場や歴史の舞台となった場所を訪ね歩くことで、紙の上に留まらない活きた文化を醸成してゆく地道な旅の記録です


by fachwerkstrasse

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© 2010-2011 M.UNO

2005年よりドイツ在住
NRW→Thüringen→Hessen
と放浪の旅を経て、現在は
ドイツ・ハイデルベルク大学 
会議通訳修士課程 在籍中

日本独文学会幽霊会員
日本ヘルマン・ヘッセ友の会/
研究会幽霊会員


[翻訳] 

ヘルマン・ヘッセ:インドから
(ヘルマン・ヘッセ全集第7巻)
臨川書店(京都)

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ドイツ木組みの家街道 -帝国高等法院の街 ヴェッツラ-⑥ -

街をぐるっと一周囲んでいた城壁に沿って5つあった城門は、19世紀になって街の拡張とともに城壁の大部分もろとも取り壊されている。それ以外にも大小様々な門があり、少なくとも9つの塔があったが、現在では断片的にその一部の姿をとどめているのみである。

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_______[Wetzlar, Hausergasse 2010 © DFS All Rights Reserved]_______


豚の塔(Säuturm)なるこの塔、中世には仕立て屋の塔(Schneiderturm)と呼ばれていた。
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________[Wetzlar, Turmstr.14 2007 © DFS All Rights Reserved]______

街としては経費節減のために仕立て屋の同業者組合・ギルド(ツンフト)に城壁のこの部分の管理を任せ、街の防衛にあたらせていたのである。

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_______________[Wetzlar, Turmstr.14 2007 © DFS All Rights Reserved]________

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塔の下には、出入り口もみえる。ここを衛兵が見張っていたわけである。

城壁の外には牧場が広がっていたのだが、豚を放牧するのには、この狭い出入り口ではあまりにも不便。そこで1745年にようやっと塔の横に門が取り付けられたという次第。

もっとも、現在は道路を通すために、壁もろとも撤去されている。塔の左下部分に、削り取られた壁の一部がにょきっと顔を出している。





______________________________[Wetzlar, Turmstr.14 2007 © DFS All Rights Reserved]

現在のシンプルなフォームの屋根が取り付けられたのは1914年のこと。ここからかつての城壁跡地に緑地帯として整備されたアヴィニョン公園が眼下に広がり、さらにその向こうにはカールスムントの城址が見渡せる。(写真だと、ちょうど街灯の右上あたり、山のてっぺん)

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________[Wetzlar Turmstr.14 2009 © DFS All Rights Reserved]________

by fachwerkstrasse | 2010-10-22 17:33 | ゲーテの足跡を訪ねて